私の不思議な体験

~実際に体験した不思議な出来事をご紹介しています~

予知夢④ ギャンブル的中(競馬編)

私は小さな頃から、予知夢をよく見る。

それは大人になった今でも変わらない。

 

では、見た夢のすべてが現実になるのかと言えば、決してそうではなく、

目覚めた瞬間に「これは来る」と思った夢は、必ず現実となる。

逆に言えば、「これは来る」と思わない夢は、現実化しないということだ。

 

 

これは、私が中学3年生の時のお話である。

年号で言えば、今から33年前の昭和62年である。

 

その日は日曜日だった。

朝、私は目覚めると「これは来る」と思った。

さっきまで見ていた夢の感想だ。

 

夢の中で、「3」と「5」という数字が闇雲に出てきた。

計算機が出てきて、3と5ばかりが計算機の液晶画面に表示されるし、見知らぬ男性が私の前に立ち止まり、封筒に入った手紙を私に手渡す。その封筒の中を見てみると、便箋に3と5の文字だけが書かれている。

また友達が、「3番と5番だから、忘れるなよ!」と私に叫んでいる。

一晩にこのような夢を一気に見た。

 

夢から覚めた私は、

「3」と「5」に関係することが何か起きる。

「この夢、来るな」と思った。

 

布団から出て、朝食を食べ終えた私は、特にすることも無かったので、部屋で音楽を聞きながら、野球ボールを部屋の壁に投げたり、宙に投げたりして、時間を潰していた。

そこに父親が私の部屋へと入ってきた。

父「今日は部活、休みか?」

私「雨だから、休みだって、さっき電話があった」

父「そうか。じゃあ、受験勉強しておけよ。来年は高校受験なんだから」

私「うん。分かった」

父「俺は今から、競馬に行ってくる。留守番、頼むぞ」

 

私はその後も、部屋でボールで遊んでいた。

すると、手が滑ったのか、ちょっと強く投げすぎたのかは憶えていないが、窓ガラスを完全に割ってしまった。

私「ヤバい!」

 

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部屋の中はガラスの破片が散乱している。

ガラスの割れた大きな音で、父親が慌てて部屋へと入ってきた。

父「どうした?」

私「ごめん。ボールが当たっちゃった・・・」

父「怪我は?」

私「大丈夫。怪我はない」

父「危ないから、すぐに片付けろ。掃除機で吸い取れ」

私「うん」

父「ガラスは飛ぶから、部屋中、掃除しろよ。踏んだら怪我するからな」

私「うん。分かった」

父親はそう言うと、部屋から出ていった。

私は掃除機を部屋中にかけた。

そして、取りあえずの応急処置としてダンボールをガラス代わりに、窓枠にガムテープでくっつけた。

 

父「ガラス屋にはあとで電話しておくから」

私「ガラス代って、どれぐらいになるかなあ?」

父「分からないけど、1万円もあれば足りるんじゃないか?」

私「俺が払うよ」

 

私は自分が割ったのだから、私が弁償しなければいけないと思い、ガラス代がいくらになるのか、物凄く気になり始めていた。

父はそんな私には、それ以上何も言わず、競馬に行く準備をしていた。

部屋の掃除も終わらせ、しょんぼりしながらテレビを見ていた私は、不意に夢のことを思い出した。

私「(そういえば、3と5って何だろう?)」

私「(何が3と5なんだろう?)」

私「(良い出来事が起こるのか? それともその逆かなあ?)」

そんなことを思った。

 

父「じゃあ行ってくるから」

テレビを見ていた私に父がそう言って、玄関へと歩いていった。

その時、私は父に無意識に声をかけた。

私「俺も競馬やってみたい」

父「何? 競馬を?」

私「やったことないし、やってみたい」

父「未成年だから駄目だ。おとなしく受験勉強してろ」

私「じゃあ、受験勉強してるから、俺が言う馬券を買って」

父「馬券を? でもお前がお金を出したら法律違反になるぞ」

私「じゃあ、お金は出してよ。もし当たったら、それをガラス代にする。外れたら、馬券代を払うから・・・」

 

この私の提案に、父は「しょうがないな」という顔をした。

父親は私にスポーツ新聞を渡した。

私は、そのスポーツ新聞の競馬欄に目をやった。

今日、父親が行く競馬場名とその日の出走表を見つけると、意味もわからず取り敢えず見てみた。

 

この時、私は思った。

こんな出走表見てもまったく分からない。

そうだ! もしかしたら、これかもしれない!

 

私「3と5がいい」

父「3と5?」

私「3番と5番の馬が来る」

父「何レースの3と5なんだ?」

私「よく分からないけど、多分、その馬券を買ったレースに来ると思うから、どのレースでもいいよ。一番お金になるレースがいい」

父「なんで、3と5なんだ?」

私「夢で3と5がいっぱい出てきたから、何かある筈なんだよね。多分、これ(競馬)じゃないかと思う」

父「ああ、お前の夢はよく当たるからな。じゃあ、当たってるかもしれないな」

 

父親は、幽霊や不思議な現象に対しては、完全なる否定派だった。

父親の口癖は「幽霊がいるなら、一緒に酒を呑んで、あっちの世界はどうなっているのかを聞いてみたい」というものだった。

そんな父親だったが、私の予知夢のチカラだけは信じていた。

それぐらい、私の夢はよく当たった。

 

 

夜7時頃、父親が競馬から帰ってきた。

私「どうだった?」

父「お前は特殊な能力があるんだな」

私「当たってた?」

父「ああ、最終レースに3と5を買った。オッズは82倍だったから、普通なら買わない馬券だけど、お前が夢に見たんだからと思って、100円だけ買ってみた」

私「82倍って・・・100円で買ったら、いくらになるの?」

父「8,200円だ。競馬を知ってる人間なら、買わない馬券だな。冒険馬券だ」

私「じゃあ、その8,200円でガラス代を払って。いいよね?」

父「まあ、いいだろう。約束だからな。でももし、8,200円で足らなかったら、不足分はお前が払えよ」

私「うん、分かったよ」

 

この日に見た夢の3と5はこの馬券だった。

この日の後、3と5に関係することが何か起きないか、私はしばらくの間、気にしていたが、特に何も起こらなかった。

 

そしてこのお話にはまだ続きがある。

父「ガラス代を見積もって貰ったけどな、その金額が8,000円だった」

私「じゃあ、馬券とピッタリだ」

父「お前、凄いな」

 

何と、ガラス代と的中した馬券の払い戻し金額が、ほぼ同額だった。

 

父「8,200円の内、8,000円をガラス代にして、残りの200円の内100円は馬券購入代。そして残りの100円は、競馬場までの俺の交通費の足しにしておく。これで、一件落着だな」

私「うん、いいよ。ガラス代を払わなくて済んで、ホッとしたよ」

 

 

この出来事から、長い年月が過ぎた。

年号も、昭和から平成、そして今は令和となった。

また、その父親も3年前に他界し、この昔話を父親と一緒に振り返ることは出来なくなった。

とても懐かしくて、とても不思議な出来ことであった。

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このBlogに記した内容はすべて真実です。

嘘、偽り、誇張は一切ありません。

執筆者である私が責任を持って断言いたします。

 

 


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